コンテンツ
4つのVODと3つの有料サービスの違い
TVODはレンタルで気軽に利用できる
ビデオオンデマンドであるVODは、動画配信サービスとして4つの種類の環境を準備しています。
- TVOD
- SVOD
- AVOD
- EST
上記の中では「AVOD」のみ無料のサービスとなっており、根本的に他の動画配信サービスと異なる傾向がありますので分けて考えることが大切です。中でも、気軽に利用できる方法として人気なのが「TVOD」です。TVODというのは数日だけ動画配信サービスを利用できる方法です。
VODは元々コンテンツごと購入して視聴する傾向があるのですが、中にはごく一部の動画だけを視聴したいと考える人もいます。例えばDVDを借りて映画やドラマを視聴するように、ネット回線を利用して数日限りで映画やドラマを見られるようにした方法がTVODです。
短い期間だけ借りるためその場限りのお金で、しかも料金が非常に安いというメリットがあります。映画やドラマの単純な見逃しだけならば、コンテンツを購入しなくてもレンタルだけで済みます。
SVODはコンテンツを月額で購入すること
「SVOD」は、TVODと比較して一部のコンテンツだけを借りるのではなく、気に入ったコンテンツを丸ごと購入することを意味します。例えば、特定の映画やドラマだけをずっと見放題にしたいと考えた場合には、月額で契約をしたそのコンテンツだけをずっと視聴し続けることができます。
お金を支払い続ける限りは延々とそのコンテンツが見放題になるので、見逃しがなくなります。SVODは、ユーザーが視聴したい大まかなコンテンツが既に決まっている時に利用すると良いでしょう。海外の映画やドラマなど、日本国内では視聴できないコンテンツも提供されているため、それを目当てにコンテンツを購入する人も多いです。
ESTは動画ファイルを購入するサービス
「EST」は、ファイルそのものを購入して利用するところに特徴があります。動画配信サービスはネット回線を利用するため、その企業が提供するサーバーなどの通信環境がとても大切になります。ですから、普通はネットに繋ぐ環境じゃないと動画配信サービスを視聴することができません。
しかしESTを利用すると、欲しい動画ファイルを購入してダウンロードが可能になるため、その企業が提供している専用のソフトウェアを利用すれば、オフラインでも動画を視聴できるようになります。時間や通信環境を気にせずに動画を視聴したいと考えている人は、この方法が向いているでしょう。
AVODはユーザー参加型の無料の動画配信サービス
TVOD・SVOD・ESTは、特定の会社が有料でサービスを提供するというものです。お金を支払うことで、特定のコンテンツに特化した動画を視聴できるメリットがあるわけです。それらと比較して、「AVOD」は無料で利用できる幅広い動画配信サービスとして人気を集めています。なぜ無料で動画を配信できるのでしょうか。
- スポンサーの存在
- ユーザー参加型
まず、大きな理由としてスポンサーの存在があります。無料で動画配信サービスを提供する場合には、動画に対して各会社の広告が掲載されるようになっており、それを視聴しない限りは動画が見られない仕組みになっています。また、動画を視聴するユーザーが動画をアップロードする機能もあるため、特定の会社が動画をアップロードしなくても動画を楽しむことができるというメリットがあります。
ただ、AVODの場合は特定の会社と提携をすることがほとんどなく、ユーザーが独自に動画をアップロードしているため、著作権の問題や、好きな映画やドラマがないケースが非常に多いです。無料で視聴できるかわりに、こだわりのコンテンツを提供できないという側面があることを知っておきましょう。
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